NHK BS1 東京オリ・パラ選手村の舞台裏に密着800日
去る10月17日、NHK BS1にて、「五輪の厨房 密着800日 選手村食堂の秘められたドラマ」が放映されました。
新型コロナウィルスの感染拡大が続く状況で、紆余曲折を経て開催に漕ぎつけた「2020年 東京オリンピック・パラリンピック」。世界中の様々な国・地域から集まる選手の食を支える選手村の巨大食堂を舞台に、運営を任された大手給食サービス会社を中心とした人々の奮闘ぶりを、800日に渡って追い続けたドキュメンタリーです。
東京都中央区勝どきに位置する、選手村内のメインダイニングホールは床面積約1.8万平方メートル、日本一の規模を誇る巨大食堂です。運営したのは、民間の大手給食会社であるエームサービス株式会社。
東京オリ・パラの選手村には、世界200の国・地域からアスリートが集結しました。メインダイニングホールでは、1日に約45,000食、750を数えるメニューが調理・提供されました。メニューも、ハラール、ウィズアウトグルテン、握り寿司など、多彩な料理が24時間体制で、ビュッフェ形式により供されたのです。
メニュー開発は、2019年9月から始まりました。運営スタッフは、宗教上の戒律やアレルギーなどに配慮した、高タンパク・低カロリーの「アスリートファースト」の食事を目指しました。加えて、選手団側から求められたのは、「本格的な本場の味」でした。運営を主導したエームサービスでは、これらを実現するため、食材の調達から人材の確保に至るまで、山積する課題を克服していきました。
中でも細心の注意が払われたのが、ハラール食材の扱いでした。ハラール食材を保管していた東雲倉庫から選手村へは、専用のトラックが使われましたが、戒律に則った洗剤を使用して清められました。また、ハラール食材専用の調理場が設置されるなど、一般の食材以上に周到な準備がなされたのです。
開幕20日前には、本格的なシミュレーションがスタート。肉・魚・野菜などは、各セクションで独立して下処理が施され、専用カートで各調理場へ運ばれます。ハラール、日本、アジアなど、6か所のエリアに区分されたキッチンで調理が行われ、温かい料理が選手たちの胃袋を満たしました。
2021年7月23日、東京オリンピックは閉幕。延べ5,200人のスタッフが20日間、実に87万食分の料理を作り、大会を支え続けました。
IOCや選手団からは、度重なる高度な要求が突き付けられ、それらをクリアするエームサービススタッフの苦労が浮き彫りになりました。同番組を視聴した二宮社長は、「オリンピックやサミットなど、国際的なイベントでは年々、『食』に対する基準のハードルが高くなっている」と、感想を述べました。
新型コロナウィルスの感染拡大が続く状況で、紆余曲折を経て開催に漕ぎつけた「2020年 東京オリンピック・パラリンピック」。世界中の様々な国・地域から集まる選手の食を支える選手村の巨大食堂を舞台に、運営を任された大手給食サービス会社を中心とした人々の奮闘ぶりを、800日に渡って追い続けたドキュメンタリーです。
東京都中央区勝どきに位置する、選手村内のメインダイニングホールは床面積約1.8万平方メートル、日本一の規模を誇る巨大食堂です。運営したのは、民間の大手給食会社であるエームサービス株式会社。
東京オリ・パラの選手村には、世界200の国・地域からアスリートが集結しました。メインダイニングホールでは、1日に約45,000食、750を数えるメニューが調理・提供されました。メニューも、ハラール、ウィズアウトグルテン、握り寿司など、多彩な料理が24時間体制で、ビュッフェ形式により供されたのです。
メニュー開発は、2019年9月から始まりました。運営スタッフは、宗教上の戒律やアレルギーなどに配慮した、高タンパク・低カロリーの「アスリートファースト」の食事を目指しました。加えて、選手団側から求められたのは、「本格的な本場の味」でした。運営を主導したエームサービスでは、これらを実現するため、食材の調達から人材の確保に至るまで、山積する課題を克服していきました。
中でも細心の注意が払われたのが、ハラール食材の扱いでした。ハラール食材を保管していた東雲倉庫から選手村へは、専用のトラックが使われましたが、戒律に則った洗剤を使用して清められました。また、ハラール食材専用の調理場が設置されるなど、一般の食材以上に周到な準備がなされたのです。
開幕20日前には、本格的なシミュレーションがスタート。肉・魚・野菜などは、各セクションで独立して下処理が施され、専用カートで各調理場へ運ばれます。ハラール、日本、アジアなど、6か所のエリアに区分されたキッチンで調理が行われ、温かい料理が選手たちの胃袋を満たしました。
2021年7月23日、東京オリンピックは閉幕。延べ5,200人のスタッフが20日間、実に87万食分の料理を作り、大会を支え続けました。
IOCや選手団からは、度重なる高度な要求が突き付けられ、それらをクリアするエームサービススタッフの苦労が浮き彫りになりました。同番組を視聴した二宮社長は、「オリンピックやサミットなど、国際的なイベントでは年々、『食』に対する基準のハードルが高くなっている」と、感想を述べました。
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