近年の海外からの外国人旅行者(インバウンド)数の増加は、ビザ発給の要件緩和や航空路線拡大に加え、燃料サーチャージの値下がりや依然とした円安基調などの背景が相俟って、著しいものがあります。
日本政府観光局(JNTO)発表の統計によると、昨年1月から11月までの訪日外国人数は1796万人に達し、過去最高を記録。2000万人の大台も秒読み段階となりました。
中でもインドネシアやマレーシアなど、東南アジアのイスラーム圏からの訪問者が存在感を増しつつあります。東京都では、ムスリム旅行者が安心・安全に滞在できるよう、受入環境整備事業を推進していますが、その一環として、「ムスリム旅行者受入に係わるアドバイザー派遣」を行っており、この度、二宮社長がアドバイザーに選ばれました。
対象事業者は、宿泊・商業・飲食施設等を運営する事業者で、ムスリム旅行者
を受け入れるにあたっての取り組みを支援します。
具体的には、飲食施設ならば実際に厨房に入り、ハラール食材の扱いなどについて、指導を行うほか、接客担当者に対しては、メニューの表示方法など、料理をサーブする上での要点についてアドバイスする予定です。
募集事業者数は30事業所で、最大2回まで。3月25日まで実施されます。
<問い合わせ先>
東京都産業労働局観光部受入環境課
TEL:03-5320-4771(直通)