7月28日、丸の内にある東京商工会議所にて、「ムスリム・インバウンド・ビジネス」と題したセミナー&パネル・ディスカッションが開かれ、二宮社長がパネラーの1人として招かれました。
当日は120名もの聴取者が参加。また東京MXテレビ、日本食糧新聞などのメディア陣も取材に訪れ、関心の高さをうかがわせました。
NPO法人日本ハラール協会の四辻英明氏が、「日本におけるイスラミックマーケティング」というタイトルで基調講演を行いました。
その後、同氏がコメンテーターを務め、パネル・ディスカッションを開催。
テーマは「おもてなしのカギ、ハラール食」。
来日外国人数が1,300万人を超え、ムスリム旅行者の増加とともに、その受け入れ体制の充実も急がれています。今回は、おもてなしのカギとも言えるハラール食に焦点をあて、各業界からハラール食に詳しい人物を招き、活発な意見交換が行われました。
食品卸商社という立場から二宮社長の他、飲食業界から株式会社シディークエンタープライゼズのラムザン・シディーク氏、ホテル業界から株式会社ホテル京阪 浅草の新井貴隆氏、調理する立場から学校法人服部学園の服部津貴子氏の面々がパネラーとして参加しました。
ディスカッションの中で二宮社長は、ハラール認証を取得する上での課題が何であるか、また、認証取得の必要性があるかなど、具体的な事例を交えて述べました。また同社長は、日本においては完璧なハラール食の提供は困難であると指摘し、現状で出来る限りの対応を行い、状況を開示してムスリム自身に判断を仰ぐことが重要であると語りました。
会場内には、和食調味料などのハラール食のサンプルも展示され、聴取者の注目を集めていました。

